バランス美容研究家KANAKOです。
小さい頃の話ですが独特な遊び方があって
その中の1つに「薬草作り」がありました。
私は4人兄妹で少し年の離れた兄と姉の影響もあってゲームが大好きで
ドラゴンクエストというゲームの中で序盤に大活躍なダメージを回復させる薬草というアイテムを年子の妹と“作って”いました。
と 言っても小学1、2年生の子供に治癒力のある薬草など作れるはずもなく
それっぽい草や綺麗な花を取り石で擦って「薬草が出来た~!」とレベルアップした雰囲気を喜ぶ遊び。
山や細い小道を探検するのが好きだったので草花には興味津々でした。
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小学生の頃作った“薬草”には実用性はありませんでしたが
中学生になると肌に使える化粧水を作れるようになり
高校生の頃にはハーブの成分を抽出しグリセリンと精製水で化粧水を作っていました。
高校生の頃は美白にこだわっていて、カモミール・ラベンダー・ローズヒップ・ヨクイニン
庭で育てたアロエやバラ、自生していたユキノシタやドクダミを乾燥させて抽出したり
どんどんハーブの活用法が広がっていきました。
ただ、私の場合独自の理論でハーバルライフを送っていたので
昨年メディカルハーブを学んだ際に
「基礎」の大切さを知りました。
自分だけの為ならある程度手を抜いても自己責任なのですが、
誰かにアドバイスをするとなると遊び心だけでなく衛生面や安全性も把握は必須。
基礎の学びはすごく為になりました。
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メディカルハーブの歴史は紀元前から続いています。
医学の祖ヒポクラテスが「体液病理説」を発表し
薬草を使う医学はローマ時代の医師ディオスコリデス「薬物誌(マテリアメディカ)」にまとめられ
ガレノスが「水薬(コールドクリーム)」を作った。
漢の時代中国で「神濃本草経」がまとめられる
10世紀のペルシアの医師アビケンナ(イブンシーナー)は植物を蒸留する基礎を作った
大航海時代コロンブスによる新大陸発見
ヴァスコダガマのインド航路開発
エキナセアは大航海時代に新大陸からヨーロッパへ。
ハーバリストと呼ばれた人物は
ターナー、カルペッパー、ジェラード、パーキンソンが代表
19世紀後半「特定病因論」が定着
医薬品は植物の薬効成分のみを科学的に取り出した「魔法の弾丸」と呼ばれる
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現代医学の原点は薬草から始まっているので、私の幼き日の薬草に対する着眼点は中々良い所をついていたのかもしれません。
私の特にお気に入りの植物はアロエ。
万能なので化粧水を作る際は必ず登場しています。
アロエについてはまたの機会に。
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ゲームの中で薬草は回復魔法を覚えると出番が無くなり終盤では存在感が無くなりますが、
私の中で薬草との関係はきっと 人生終盤になっても継続している事でしょう。