バランス美容研究家AZUMAです。
ph値(ペーパー値)は
物質のアルカリ性〜酸性の度合いを表す数値で、
0〜14まである値の
4.5〜5.5の弱酸性を保つ事が髪の毛や肌にはベストコンディションとされています。
髪の毛が酸性に傾くと▶︎
キューティクルが引き締まり、毛髪の表面を保護し水分やたんぱく質が失われないようにはたらきます。
髪の毛がアルカリ性に傾くと▶︎
キューティクルがゆるみ、水分やたんぱく質が流れ出ていきます。
通常であればアルカリ性の液体を
髪の毛に染み込ませても
水で洗い流し乾かせばアルカリ成分は残らないので髪の毛自体はアルカリ性に傾きません。
しかし、カラー剤やパーマ液はアルカリ成分で髪の毛の細胞を1度破壊する事によって科学反応を起こし発色やウェーブを形成していく為に
髪の毛の『内部』にアルカリ成分が3ヶ月程残留し、洗って乾かしたとしても毛髪の中がアルカリ性に傾いた状態になります。
つまりキシみのある髪の毛は、
髪の毛にアルカリ性の成分が残留した状態。
そうなると髪の毛は水分やたんぱく質が保持出来なくなり
潤い・艶・ハリが失われたキシキシの髪の毛になってしまう
というのがダメージのメカニズムになります。
肌や頭皮は自力でPH値をある程度調整出来ますが
毛髪自体はPH値を調節する事は出来ない為
アルカリ性に片寄った髪(キューティクルが開いて痛んだ髪など)には
キューティクルを引き締めるクエン酸がある程度の効果を発揮します。
クエン酸はレモンなどの柑橘類や梅干しなどに豊富に含まれ、
アルカリ性の物質を中和する働きがあります。
石鹸シャンプーや重曹シャンプーを使用している自然派の方や
パーマやカラーで髪の毛がアルカリ性に傾いている方には
中和作用のあるクエン酸リンスがオススメです。
混ぜるだけ手作りリンス▶︎
●クエン酸:大さじ3
●精製水:500ml
●グリセリン(植物性保湿剤):小さじ1
●容器
●(あれば)エッセンシャルオイル:数滴
ローズマリー・ラベンダー・イランイラン・クラリセージ・ゼラニウム・フランキンセンスなどがオススメ
クエン酸、精製水、グリセリンは薬局でお手頃価格で手に入ります。
キッチンツールでは酢にクエン酸が含まれているので代用可能です。
とはいえ1度痛んだ髪を再生する事は難しいのですが…
頭皮を健やかに保つ事は後の美しい毛髪に繋がります。
お風呂上がり前の仕上げ水としてぜひ試してみてくださいね。
バランス美容研究家AZUMA
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